おもしろそう紀 第一部 謎の四世紀
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おもしろそう紀 第一部 謎の四世紀 紹介:
「おもしろそう紀 第一部 謎の四世紀」。日本書紀と古事記を、その虚妄の編年から解き放ち、歴史を再構築する。編者の意図を肯定する立場に立てば、虚妄の編年も、編纂の思想のひとつにすぎなかった。以外は史実である。そのわざと残した痕跡をたどり、手際よくレンズを差し替えていくと、鮮やかに視野に入ってくるのは、神武東征の事実、大王代の真実、姻族の存在、王権の矜持、半島との接触、それらがすべて、四世紀に凝縮された出来事、琴線にふれるドラスティックな物語であった。